車内のデジタル化 Apple CarPlayでできること（スマホ活用でカーナビ不要）

車内のデジタル化：Apple CarPlayでできること（スマホ活用でカーナビ不要！）

　Apple CarPlayは、お手持ちのiPhoneを車のディスプレイに連携させ、カーナビをはじめとする様々な機能を車内で安全かつ便利に利用できるようにするシステムです。この記事では、CarPlayでできること、さらにGoogle Chromecastを接続してYouTubeなどを車内で楽しむ方法、そしてトヨタ車の音声エージェントでできることまで、車のデジタル化で可能になる便利な機能をご紹介します。

CarPlay

CarPlayの基本：接続と設定
CarPlayの利用には、まずiPhoneと車を接続する必要があります。接続方法は以下の通りです。

有線接続: USBケーブルでiPhoneと車を直接接続します。
無線接続: 車のエンジンをかけると自動的に接続されるワイヤレス接続に対応している車種もあります。

お使いの車がCarPlayに非対応の場合でも、後付けのCarPlay対応キットを利用することで、お持ちのスマホをカーナビとして活用し、快適なドライブを実現できます。接続の詳細は、Appleの公式サイト「iPhoneをCarPlayに接続する」をご確認ください。

スマホをナビに使って捕まる前に外付けCarPlayキットを取り付けて法遵守・快適ドライビング

INDEX

1	目的地案内（地図アプリ）	CarPlay（実現方法）
2	音楽を聴く	CarPlay
3	電話をかける	CarPlay
4	メッセージを確認・送る	CarPlay
5	スケジュールを確認する	CarPlay
6	本を読む	CarPlay
7	Siriを使う（Hey Siri）	CarPlay
８	YouTube・AmazonPrimeなどを見る	Google ChromeCast
９	Googleアシスタントを使う（OK Google）	Google ChromeCast
10	自動車メーカーの音声アシスタントを使う（Hey Toyota）	トヨタ車限定
11	自動車メーカーのリモートサービスを使う	トヨタ車限定

1.目的地案内

Apple地図アプリ、Googleマップ、Yahooカーナビなどで地図表示や音声案内で目的地の案内をしてくれます。車で標準で載っているカーナビと同じように目的地の案内ができます。スマホで使っている慣れているアプリを使えるため、操作に慣れているほか、スマホで保存した情報を活用できるのはメリット（家族で行きたいところリストを共有するなど）です。我が家では、Googleマップをメインで使っていますが、自宅、職場、保存したお気に入りの場所（行きたいところリストなど）を呼び出して目的地設定が簡単にできます。スマホと連動していますので、助手席で操作してもらうこともできますし、Googleマップ渋滞情報・交通情報も表示されます。

[地図アプリ上でマイクボタンをタップした後]

東京ディズニーランド（目的地を言う）

東京ディズニーランドまでの経路を表示します。

回答してくれること	操作方法
目的地を調べる	・目的地をスマホや画面から検索する・音声で〇〇（場所）を言う
地図アプリの保存先を表示する	・行きたいところの場所・自宅・職場・実家

2.音楽を聴く

Apple MusicやYouTubeMusicなどのアプリで音楽を聴くことができます。プレイリスト（自分が聞きたい音楽リスト）を事前に作成して聴いたり、音声で〇〇の曲を流してと指示を出したりでします（Siriで指示をします）。我が家で使っているYouTubeMusicでは、自宅のＣＤを全てアップロードしたものを保存して、過去に買った大量にあったＣＤをクラウド保存して聴くこともできます。
CD大量

自分が一人で運転するようのプレイリスト、子供専用のプレイリストなど作って車内で音楽を聴きながら快適に過ごしています。

3.電話をかける

ハンズフリーで電話をすることができます。電話帳も連携されますので、画面をタップして掛けたい人を選べます。音声で電話する相手を指定して電話をかけることもできます（Siriで指示をします）。

妻に電話して

妻（名前）に電話します

連絡帳には「妻（名前）」と登録することで「妻に電話して」でも電話をコールすることができます。昔からカーナビにある機能ですが、Line電話やFaceTimeで会話ができる（電話代の節約）ので、こちらからコールする場合やかかってきた場合もとれるので便利です。

4.メッセージを確認・送る

（メッセージの受信）
運転中にLINEが届くと、音声で届いたメッセージを読み上げてくれます。「返信しますか？」と問いかけてくれますので音声で返信をすることが可能です。

「明日の朝ごはんを買ってきて」とメッセージが届いています。返信しますか？

はい

メッセージは何にしますか？

了解、買って帰ります。

「了解、買って帰ります」で送信します。

（メッセージの送信）
音声でLINEなどのメッセージを送ることができます。

妻にLINEして

メッセージはどうしますか

昨日のご飯美味しかったよ

「昨日のご飯美味しかったよ」で送信しますか？

はい

メッセージを送信しました

LINEのほか、ショートメッセージなどでも可能です。

5.スケジュールを確認する

今日のスケジュールを読み上げてくれます。ただし、自身のスマホに登録したApple（iPhone）のスケジュールのみですので、Googleカレンダー、TimeTreeといった他社製品のカレンダーは対応していません。

今日の予定は？

今日19時の「飲み会」が予定されています。

機能	質問例
予定を確認する	今日の予定は？明日の予定は？明日の朝の予定は？
予定を追加する	明日の８時に粗大ごみを出すを予定に入れて

6.本を読む

オーディオブックを事前にスマホで購入しておけば車内でその買った本を流し聞きすることができます。

7.Siriを使う

Siriを呼び出すことができます。「今日の天気は？」といった質問ができるほか、Siriのショートカットを音声で呼び出すことができます。

YOASOBI の群青の歌を流して？

群青を再生します。

機能	できること
今日、今週の天気の確認	・今日の天気は？・明日の天気は？・今日は傘いる？
時間を確認する	・今何時？・ニューヨークは今何時？
スポーツの結果を教えて	・昨日の阪神タイガースの結果を教えて？・浦和レッドダイヤモンズの結果を教えて？
音楽を聴く	・おすすめの曲を流して・元気になる曲を流して
LINEを送る	・太郎にLINEして（その後のメッセージ内容も音声入力可）
相場を確認する	・今日の日経平均株価は？・ビットコインの価格は？
iPhoneのショートカットを呼び出す。	・家電操作をする・位置情報をLINEする（今いる場所を自動取得してLINEを特定の人に送る）・音声でメモを取る（話した内容をiPhoneのメモに入れる）

（運転中のSiriの起動方法）

以下にSiriでできることをまとめています。※調べものなど運転中危険なものは禁止されています。

Siri(iPhone,iPad,AppleWatch,CarPlay)でできること　27選

8.YouTube・AmazonPrimeなどを見る

CarPlayとは関係ありませんが、車にHDMI接続が可能であれば、GoogleChromeCastを接続してGoogleTV（YouTube、Amazon）を楽しむことが可能です。我が家では、子供が「さんすうホームラン」をみたり、運転中は、見れないように制御されています。
車でChromeCast

（HDMI接続とUSBの電源供給が必要です）
ChromeCast設置

9.Googleアシスタントを使う（OK Google）

ChromeCastのGoogleアシスタントボタンを押すと、「OK Google」を呼び出しすることができます。「リビングのエアコンつけて」「駐車場の映像出して」とか「Googleアシスタントでできること」でできる様々な依頼ができます。
以下にGoogleアシスタントでできることをまとめています。※ボタンを押さないと起動できないため、運転中は操作が難しいかと思います。

ネストハブでできること（GoogleNest・Googleアシスタント）　詳しく解説28選

10.自動車メーカーの音声アシスタントを使う（Hey Toyota）

トヨタ限定になりますが、トヨタ自動車のエージェント（音声対話サービス）を呼び出すことで車の操作が可能です。

YOASOBI の群青を流して？

群青を再生します。

機能	できること
エアコンの操作	・エアコンをつけて・風量を4にして・エーシーオンして・温度を25度にして
窓を操作	・窓を開けて・全部の窓を開けて・全部の席の窓を少し開けて
テレビの操作	・テレビの番組表を見せて・＜テレビの放送局名＞が見たい
ワイパー操作	・ワイパーを動かして・リアワイパーを動かして